NIPT(新型出生前診断)が35歳以上に制限される理由は?35歳未満で受けられるNIPTも

現在日本で採用されている一般的なNIPT(新型出生前診断)は、35歳以上の妊婦さんでなければ受けられないケースがほとんどです。この記事では、なぜ35歳以上の妊婦さんに制限されているケースが多いのかを解説するとともに、35歳未満でも受けられるNIPTを紹介します。

NIPTのほとんどが35歳以上と制限されている理由は?

現在日本で採用されている一般的なNIPT(新型出生前診断)を受けられるのは、「出産予定日時点で35歳以上」の妊婦さんに制限されているケースがほとんどです。

その主な理由として挙げられるのは、「染色体異常の発生率」と「検査精度」が35歳を境に大きく変化するためです。

21トリソミー(ダウン症候群)を例に、具体的にどの程度の発生率となるのかを見てみると、次のようになります。

妊婦さんの年齢 ダウン症発生率

20歳 1/1667(0.06%) 25歳 1/1250(0.08%) 30歳 1/952(0.105%) 35歳 1/385(0.26%) 40歳 1/106(0.94%)

それぞれの数値からも分かるように、妊婦さんの年齢が35歳以上になると、ダウン症発生率が大幅に上昇します。

また、同じように検査精度にも次のような差があります。

妊婦さんの年齢 一般的なNIPTの陽性的中率(陰性的中率)

20歳 37.3%(99.99%) 25歳 44.2%(99.99%) 30歳 51.0%(99.99%) 35歳 72.1%(99.99%) 40歳 90.4%(99.99%)

陰性的中率は年代を問わず非常に高いものの、ダウン症発生率と同じく、妊婦さんの年齢が35歳以上になることで、陽性的中率が大きく上昇します。

陽性的中率が低いということは、それだけ「偽陽性(※)」の可能性が大きくなるということです。

※本来陰性なのに、検査で陽性と出てしまうことを偽陽性と言います。

上記はダウン症発生率の比較ですが、このように妊婦さんが35歳以上になると、発生率やNIPTの陽性的中率が上昇します。

そのため、現在日本で採用されている一般的なNIPTは、「出産予定日時点で妊婦さんが35歳以上」という制限を設けているケースがほとんどです。

しかし、35歳以上でなくとも、ダウン症発生率は0%というわけではありません。また、20代や30代前半でも、NIPTを受けたいと思っている妊婦さんはたくさんいます。

妊娠中の胎児に21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーといった染色体異常の疑いがあるかどうかを知ることは、妊婦さんが35歳以上かどうかに関わらず、大切なことです。

万が一、NIPTで「陽性」の検査結果が出た場合でも、

・胎児の状態によって最適な分娩方法を選択できる

・出生後すぐに治療にかかるための準備や相談が可能

・出生後の生育環境を整えるための準備ができる

・出産までの時間に障害に対する知識や理解を深める時間が持てる

といったように、さまざまな準備をする時間が作れるためです。

35歳以上でなくとも受けられるNIPTがある

日本には、35歳以上でなくとも受けられるNIPTがあるのをご存知でしょうか?

それは、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンター(大阪 奥野病院内)が提供している新型出生前診断(NIPT)です。

妊娠10週以上で、妊娠や出産に不安を抱えている妊婦さんであれば、年齢制限を気にすることなく受けることができます。

現在、日本で採用されている一般的なNIPTには、年齢以外にも次のような制限があります。

・妊娠10~18週の期間内

・夫婦いずれかまたは両方に何らかの染色体異常が見られる

・過去に染色体異常の胎児を妊娠または出産したことがある

NIPTを実施する病院や施設が、独自に次のような制限を設けているケースもあります。

・NIPTを実施する病院で分娩予定でなければならない

・かかりつけ医からの直接の検査予約および紹介状が必要

この点、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供している新型出生前診断(NIPT)では、こうした制限がありません。そのため、35歳以上の妊婦さんはもちろん、35歳未満の妊婦さんでも、自ら予約して検査を受けることができます。

35歳以上かどうかに関わらず、NIPTを受けたい妊婦さんは検討してみては?

NIPTはスクリーニング検査であるため、検査結果は確定ではありません。わずかながら偽陽性の可能性もあるので、万が一「陽性」の検査結果だった場合、羊水検査など確定診断を受けることになります。

しかし、NIPTは99.9%という非常に高い陰性的中率を実現した検査です。つまり、陰性の検査結果であれば、ほぼ安心できる検査という訳です。

そのため、1/200~1/300の確率で流産を招くリスクがある羊水検査を避けることができる検査としても注目を浴び、検査を希望する妊婦さんが増えています。

ところが、冒頭で解説した通り、35歳以上の妊婦さんに制限されていることがほとんどのため、受けたくても受けられない妊婦さんが増えているのが現状です。

八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供している新型出生前診断(NIPT)には、35歳以上といった年齢制限はありません。

NIPTを考えている妊婦さん、35歳以上という制限によって受けたくても受けられない妊婦さんは、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供している新型出生前診断(NIPT)を検討してみてはいかがでしょうか?

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陽性だった場合は羊水検査の実施まで責任を持って行います。他院で受ける必要はなく、その他紹介状やかかりつけ医への説明についてもご相談が可能です。

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