どういう人がNIPT(新型出生前診断)を受けることを選ぶのか?
NIPT(新型出生前診断)を受ける人には、どのような傾向があるのでしょうか?検査を受ける理由として一番に挙げられるものは、「高齢出産だから」というものです。 厚生労働省「令和3年人口動態統計」によると、2021年の出生数のうち35歳以上での出生数は24万3千人で全体の3割程度となっています。3人に1人ほどの割合で高齢出産となっています。 ※厚生労働省「令和3年人口動態統計」を基に作成 高齢出産の場合、胎児に染色体異常が発生するリスクが高まります。例えば、ダウン症候群の発症率は母体の年齢が20歳のときに1667分の1ですが、35歳では385分の1に跳ね上がります。 さらに、40歳では106分の1という割合で発症すると考えられており、年齢とともに異常の可能性は高まっていきます。 母体の年齢が上がると染色体異常の割合が増えるため、晩婚化が進む日本においては検査のニーズが高まっています。「生まれてくる赤ちゃんに異常があるかもしれない」という不安を抱える方が増えているとも言えるのです。 実際に厚生労働省が行った2020年のアンケートでは、35歳以上の78.0%、40歳以上の86.4%が染色体異常に関する不安があると回答しています。20代、30代前半でもNIPTを受ける人が増えている
高齢出産時に受ける印象の強いNIPT(新型出生前診断)ですが、若い人たちの受ける割合も増えています。 下記の表は実際に当センターでNIPTを受けられた方の年齢分布です。表からも分かる通り35歳前後を中心に、20代、30代前半の方も多く受けられていることが分かります。 ※八重洲セムクリニック・奥野病院で検査を受けられた10,145人のデータ(2023年現在)を基に作成しています。 検査を受ける理由は人によって様々ですが厚生労働省が行ったアンケートによると、出生前診断に関して世の女性は下記のように考えているようです。- 胎児が病気だったら、早く準備ができる(65.0%が回答)
- 胎児について多くのことを知るのは良いことである(53.9%が回答)
- 胎児に出生前検査でわかる病気が見つからなければ、安心できる(44.8%が回答)
NIPT(新型出生前診断)を受ける人の割合とは?
日本でNIPT(新型出生前診断)は2013年3月から受けることが可能となりました。アメリカやイギリスなどと比較すると、検査を受ける人の割合は少ないですが、それでも2013年から2017年までに5万人以上がNIPTを受けたといわれています。 厚生労働省のNIPTの出生前検査に関する専門委員会が448名の経産婦に対して実施したアンケート(2020年)によると、35歳以上の10.2%、40歳以上の22.7%がNIPTを受けたと回答しています。胎児超音波 | コンバインド検査 | クアトロテスト | 羊水検査 | 絨毛検査 | NIPT | |
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35歳未満 | 9.1% | 3.4% | 4.2% | 3.5% | 0.3% | 2.4% |
35~39歳 | 18.6% | 3.4% | 8.5% | 4.2% | 1.7% | 10.2% |
40歳以上 | 22.7% | 9.1% | 9.1% | 15.9% | 4.5% | 22.7% |
受けなかった理由には日本の出生前診断の課題も
NIPT(新型出生前診断)を受ける方が増えている一方で、検査を受けなかった理由についてフリーアンサーのアンケート内容にはこんな声もあります。- 情報が得られない
- 母親に決定権がない
- 検査中の苦痛
しっかりと考えて、納得して受けることが大切
高齢出産かどうかにかかわらず、出産までの間にNIPT(新型出生前診断)を受けて、赤ちゃんの異常についてチェックしておきたいと考える人もいます。費用がかかっても検査を受けて安心感を得ておきたいなど、理由は人それぞれです。 不安な気持ちを抱えたまま出産までの時間を過ごしたくない、赤ちゃんを迎える準備をできるだけ早く進めたいという方は、当センターの関連コラムや、お問い合わせなども活用し、本当に受ける必要があるか、受けるならどの検査を受けるのか、どの病院で受けるのかなどしっかりと納得して選択して頂ければと思います。東京・大阪でNIPTを受診するならこちら
産婦人科医のNIPT予約センター(八重洲セムクリニック[東京]・奥野NIPTセンター[大阪 奥野病院横])は、総検査数10,000件を超える豊富な検査実績と充実したアフターサポートにより多く方に選ばれています。
■NIPTの検査実績
2016年に日本で初めて無認可施設としてNIPTを提供し、日本国内の医療機関でNIPT総検査数10,000件を超える実績をもつ専門医療機関です。
■NIPTに対する高い専門性
10,000件のカウンセリングを通して妊婦さん一人一人と向き合ってきた、出生前診断歴45年を超える産婦人科医かつ国際出生前診断学会の会員である医師が検査を担当します。
■羊水検査が可能
陽性だった場合は羊水検査の実施まで責任を持って行います。他院で受ける必要はなく、その他紹介状やかかりつけ医への説明についてもご相談が可能です。
■検査会社の実績
累計検査数100,000件を超える実績を持つベリナタヘルス社へ検査を委託しています。「ベリナタ法」と呼ばれる独自のサンプリング技術によって、微小欠失まで調べることが可能です。
■国際医療輸送の実績
血液検体の輸送は、WHOが規定する国際基準に従い国際医療輸送の専門企業が担当します。検体紛失や取り違いは1度もありません。
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