このシリーズコラムでは、妊娠時に出生前診断を検討し、受けた・受けなかったママたちが実際にどんなことを考え、選択したのかインタビュー形式でご紹介していきます。 Vol.2 ではでは現在第二子妊娠中のT.Kさん(38歳)の選択についてお話を伺いました。
高齢出産がどうしても心配
-T.Kさんは現在第二子妊娠中とのことですがどんな検査を検討されたんですか?
私は無認可施設でのNIPTを検討していました。検査を検討した理由は高齢出産で心配だったからです。
パートナーが背中を教えてくれた
-35歳以上は高齢出産とされ、陽性率も上がってきますから心配になりますよね、パートナーの方と話し合いや相談はされたのですか?
はい、主人と2人目にもしも何かがあったらどうするかについて話し合いました。 どちらに転んでも産む想定でしたので、NIPTについても「受けてきたらいい」と背中を押してくれました。それで心と体の準備の為に受けようとなったんです。 ・・・まあ、実際は受けなかったんですけどね。
検査を受けなかった・・・というより受けられなかった
-えっ?受けなかったんですか?差し支えなければ理由を教えていただけますか?
理由は悪阻です。とにかく酷くて食事を取らなくても吐いてしまって、もう高齢出産の不安感が吹き飛ぶくらいに辛くて毎日死にたいと思うほどでした(笑) ケトン体の数値も出てしまってもう少しで入院というところまで行ったんですよ。
-それは・・・大変でしたね。悪阻は収まったんですか?
はい、14週くらいでやっと悪阻が落ち着いてさぁ受けよう、と思ってたんですけれど、今度は一家全員がコロナにかかってしまって・・・更に花粉症も重なって結局受ける機会を逃してしまいました。 踏んだり蹴ったりでしたが、寧ろそれを乗り越えたら何も怖くないと思えました(笑)
-まさに母は強しですね。
私が無認可施設を検討した理由
-意志とは関係ない理由で今回は検査を受けなかったとのことですが、それがなかったとしたら検査は受けていたと思いますか?
はい、受けていたと思います。出産の準備の一つとして考えてましたし、お腹の赤ちゃんに影響がなくて精度が高い検査というのは有益だなと思ってます。
-因みに、T.Kさんは年齢的に認可施設での検査も可能だったんじゃないかと思うのですが、認可施設に申し込むことは検討されなかったんですか?
そうですね・・・認可では検討しませんでした。ちょっと・・なんというか敷居が高いといいますか・・・。陽性でも羊水検査をする気は無かったですし、主人とどうするかも決めていましたので。 認可ですと何か合った場合羊水検査まで必ず受けなければいけないイメージがあって・・・検査枠も少ない中、夫婦同伴で病院に何度も足を運ばなければならないところが申し込みにくいと感じて無認可で検討しました。
-なる程、専門的なカウンセリングが受けられる反面、全ての人が同じように考えで検査を受ける訳では無いので場合によっては利用しにくいという側面があるということですね。 2022年4月、認可施設の運用も緩和される方向に動き出しました。体裁を整えるだけではなく、実際に検査を受ける妊婦の方々にとってより良い形での運用が整っていくと共に、全ての妊婦の方が必要に応じてきちんと支援される会基盤の醸成が重要であると改めて感じました。貴重なお話をありがとうございました。
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