NIPT(新型出生前診断)を希望する妊婦さんが増え、2022年にようやく、日本産婦人科学会の指針から年齢制限が撤廃されました。しかし、現在日本で採用されている一般的なNIPTには、検査を受けることができる期間が制限されているケースや、「何週まで」と推奨されているなどまだまだ検査を受けたくても受けられない、ということが少なくありません。
この記事では、
- 「NIPTは何週から受けられるの?」
- 「何週までという制限があるの?」
といった疑問にお答えするとともに、
週数によって違いはあるのか、いつ受けるのが良いのか、10週以上なら何週かを気にせず受けられるNIPTなど、NIPTを受ける期間について解説をしていきます。
NIPT(新型出生前診断)は何週から何週まで受けられる?
現在日本で採用されている一般的なNIPTは、妊娠10~18週の期間内に受けなければならないといった制限や推奨期間が設けられていることがほとんどです。
NIPTは、母体から採血した血液を分析することで、妊娠中の胎児に、
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 13トリソミー(パトー症候群)
- 胎児の状態によって最適な分娩方法を選択できる
- 出生後すぐに適切な治療を開始できるよう相談できる
- 障害に対する知識や理解を深めるための時間が持てる
- 出生後の生育環境を整えるための準備ができる
- 治療費など将来的な費用の工面を始められる
- 同じような境遇の家族と出会いコミュニケーションが図れる
- 妊娠10週以上であれば、何週かを気にせず受けられる
- 1回の来院で採血まで可能
- 検査結果も一般的なNIPTより早い
の疑いがないかどうか、調べることができるスクリーニング検査です。
従来行われてきた母体血清マーカーテストなど、血液による出生前診断と比べて、検査精度がきわめて高いことから、「新型」と名付けられて、区別されています。
NIPTについてより詳しく知りたい方は「NIPTとは? 」で詳しく解説しておりますので、こちらもご確認ください。
陰性の場合は99.9%と非常に高い精度のため、流産のリスクがある羊水検査よりも先にNIPTを受け、万が一陽性であった場合には羊水検査を受ける、という選択肢として注目を浴びています。
しかし、「13週6日まで」、「16週まで」と期間が決まっている、推奨期間が指定されていることも多く、受けたくても受けられない妊婦さんがいることも事実です。
NIPT(新型出生前診断)を受けられるのは何週までと制限されているのはなぜ?
前述のように、NIPTを実施して「陽性」の検査結果が出た場合、検査精度がほぼ100%である羊水検査などの確定診断を受けることになります。
この羊水検査を受けることができるのは妊娠15週以降となり、結果が出るまで通常2週間前後かかるのが一般的です。
また、日本では、人工中絶が可能なのは妊娠21週まで(22週未満)と決められています。
NIPTを受けて「陽性」の検査結果が出た妊婦さんで、羊水検査を実施し、その検査結果によって人工中絶を選択する場合、病院によっては遅くとも妊娠18週までにNIPTを受けておかなければなりません。また、妊娠週数が進むにつれて、妊婦さんの負担が大きくなることも「何週まで」とされている理由と考えられます。
現在日本で行われている一般的なNIPTは、採血の予約が非常に混雑しているうえ、採血までに2~3回の通院が必要になるケースも少なくありません。
採血の予約をした時点では妊娠18週未満でも、採血をする頃には18週を過ぎてしまう可能性が出てくるということは、知っておいたほうが良いでしょう。
NIPT(新型出生前診断)にベストな週数は?
NIPTに何週までに受けたほうが良いというのはありません。
NIPTは母体と胎児の染色体の比率を比較する検査で、胎児の染色体の比率が一定になるのがちょうど妊娠10週と言われていますので、10週以降であればいつでも受けられる検査です。当センターで受けられる方の多くも10週~14週あたりで受けられる傾向にあります。
体調が落ち着いてから受けたいという方の中には、15週あたりで受けられる方もいらっしゃいます。稀に羊水検査は受けない想定で、16週や17週で受ける方もいらっしゃいますが、体調の安定しない中で短い期間に検査を詰め込むことは心身ともに負担が大きいことが想定されます。
10週を超えていれば安心して精度の高い検査結果が得られることから、当センターでは慌てずにゆっくりとご検討ができるよう、余裕をもってNIPTをご検討されることをおすすめしております。
10週以上ならいつでも受けられるNIPT(新型出生前診断)
NIPTを受けて胎児に何らかの染色体異常の疑いがあると分かれば、出産までの時間をさまざまな準備期間に充てることができます。
「どのような結果でも人工中絶を選択するつもりはないのに、何週という制限によってNIPTが受けられない」となれば、こうした準備に取りかかることすらできなくなってしまいます。
八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供しているNIPT(新型出生前診断)では、妊娠10週以上の妊婦さんであれば、年齢制限や何週までといった制限を気にすることなく受けることができます。
また、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供しているNIPT(新型出生前診断)は1回の来院で採血まで可能なため、何度も通院する負担がありません。
検査結果の通知も、一般的なNIPTが採血から2週間程度かかってしまうのに対し、平均10日程度(遅くとも12日程度)で通知されます。
八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供している新型出生前診断(NIPT)には、
こうした特徴があります。
なお、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供しているNIPT(新型出生前診断)では、万が一「陽性」の検査結果が出た場合、羊水検査を無料で受けることができます。
そのため、経済的負担も大きく減らすことができます。
NIPTを考えている妊婦さんや、「何週」という制限によって受けることができなかった妊婦さんは、八重洲セムクリニックと奥野NIPTセンターが提供しているNIPT(新型出生前診断)を検討してみてはいかがでしょうか。
東京・大阪でNIPTを受診するならこちら
産婦人科医のNIPT予約センター(八重洲セムクリニック[東京]・奥野NIPTセンター[大阪 奥野病院横])は、総検査数10,000件を超える豊富な検査実績と充実したアフターサポートにより多く方に選ばれています。
■NIPTの検査実績
2016年に日本で初めて無認可施設としてNIPTを提供し、日本国内の医療機関でNIPT総検査数10,000件を超える実績をもつ専門医療機関です。
■NIPTに対する高い専門性
10,000件のカウンセリングを通して妊婦さん一人一人と向き合ってきた、出生前診断歴45年を超える産婦人科医かつ国際出生前診断学会の会員である医師が検査を担当します。
■羊水検査が可能
陽性だった場合は羊水検査の実施まで責任を持って行います。他院で受ける必要はなく、その他紹介状やかかりつけ医への説明についてもご相談が可能です。
■検査会社の実績
累計検査数100,000件を超える実績を持つベリナタヘルス社へ検査を委託しています。「ベリナタ法」と呼ばれる独自のサンプリング技術によって、微小欠失まで調べることが可能です。
■国際医療輸送の実績
血液検体の輸送は、WHOが規定する国際基準に従い国際医療輸送の専門企業が担当します。検体紛失や取り違いは1度もありません。
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