産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊活】妊活中にとって欲しい食品7選

【まごはやさしい】を意識しよう

妊活中に摂っていただきたい食事内容についてお話したいと思います。

妊活中に摂っていただきたい食品は「まごわやさしい」です。こちらの言葉、聞いたことはありますか?この7文字は、取り入れることで健康的な食生活を送ることができる食材の頭文字を語呂合わせしたものです。それでは、「まごわやさしい」を1つずつご紹介させていただきたいと思います。

【ま】は豆類

まずは「ま」。豆類です。大豆を始め、豆類には良質なタンパク質が豊富に含まれています。大豆といえば納豆や豆腐がお馴染みの食材ですが、その他にもあずきや黒豆、油揚げ、高野豆腐も「ま」に含まれます。タンパク質は、私たちの体を構成するためにも欠かせない栄養素です。皮膚、血管、筋肉、内臓などだけでなく、実はホルモンもタンパク質から作られるため、妊娠を望む方には欠かせません。

【ご】はゴマ

次は「ご」。胡麻です。胡麻にはオレイン酸やリノール酸などが含まれている他、タンパク質も豊富です。ごまの他にアーモンドや栗、ピーナッツなども含まれます。胡麻にはビタミンEがふくまれています。ビタミンEには、体の老化を防止する抗酸化作用があります。抗酸化作用によって卵子や精子も若々しく保たれます。

【わ】はわかめ

次は「わ」。わかめです。わかめなどの海草類を指し、中でも昆布はカルシウムや食物繊維を多く含む食材です。海藻類には、わかめ、昆布、ひじき、もずくなども含まれます。カルシウムは、体の機能維持や調子を整える働きをするミネラルの1つです。赤ちゃんの骨や歯などを作る栄養素です。

【や】は野菜

次は「や」。野菜です。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んでいます。野菜に含まれるビタミンは、ご飯などに含まれる炭水化物が体内でエネルギーに変わる手助けをしてくれます。摂取した栄養素が体内で利用されるためには、ビタミン類を不足なく摂る事が必要になります。ミネラルは身体機能の維持・調整に不可欠で、特に野菜に多く含まれるカリウムは余分な塩分を体外に排出するのを手助けしてくれます。

【さ】はさかな

次は「さ」。魚です。魚の中でも、さばやさんま、いわしといった青魚にはDHAやEPAなどの良質な脂質やタンパク質がふくまれています。DHAは赤ちゃんの脳の発達や、体や神経の発育に欠かせません。また、小児喘息やアレルギー性皮膚炎にかかるリスクの低減に影響していることがわかっています。

【し】はシイタケ

次は「し」。シイタケです。シイタケをはじめとしたきのこ類は食物繊維を始め、ビタミンDや葉酸、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれます。ビタミンDは子宮内膜の環境を整え、着床に必要なビタミンとなります。

【い】はイモ類

「い」はイモ類です。ジャガイモには食物繊維が豊富で、ビタミンCも含まれます。ジャガイモの他にイモ類はサツマイモ、長芋、里芋など多くの種類があります。ビタミンCはストレスや老化から体を守る抗酸化作用があります。活性酸素により病気や老化が進行しますが、ビタミンCは活性酸素を消去する力を持っています。卵子の老化に対しても例外ではありません。

まとめ

ということで、今回は妊活中に摂っていただきたい「まごわやさしい」についてお話しさせていただきました。バランスの良い食事をとることは決して容易なことではないかと思いますが、今回の「まごわやさしい」を意識しておくと、食生活の改善につながりやすいかと思います。