産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【着床出血】妊娠初期に起こる出血をご存知ですか?

今回は、着床出血についてお話ししたいと思います。

生理が来たと思っていたのに、実は妊娠をしていたという話を聞いた事はありませんか?生理が来るタイミングで出血があったとしても、必ずしも生理とは限りません。妊娠に心当たりがある場合は、着床出血の可能性も考えましょう。

着床出血とは

それではまず、そもそも着床出血とはについてご紹介します。着床出血が起きるのは、4人に1人ほどと言われていて、妊娠したら必ず不正出血があるわけではありません。よって着床出血がなくても妊娠している可能性もあると言うことにもなります。

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる膣からの少量の出血のことを指します。着床出血は妊娠4週ごろに見られることが多いので、生理予定日あたりに重なり生理と間違いやすいです。

生理と着床出血の違い

次に生理と着床出血の違いについてお話ししたいと思います。
まず1つ目が出血の量です。生理は生理開始から2 ~3日頃に出血の量が増えます。一方、着床出血は出血量が少ないことが多く薄いナプキンやおりものシートで間に合う程度です。おりものに少し血が混じるのでピンク色のおりものが出るケースもあります。ただし、着床出血の量には個人差があり、生理の時と同じ位の量が出たという人もいるようです。

2つ目が出血の期間です。生理は7日前後続く人が多いですが、着床出血は1~2日で終わることが多いです。すぐに出血が終わった場合生理ではなく着床出血の可能性があります。生理かと思っていたのにすぐに出血が終わったり、量や色がいつもと違ったりするなど気になる出血に遭遇することもあるかと思います。妊娠に心当たりがあれば着床出血の可能性がありますが、そうでない場合は何か不調のサインかもしれません。

着床出血と思わしき出血があった場合にすべきこと

次に着床出血と思わしき出血があった場合すべきことについてご紹介したいと思います。
まず1つ目が妊娠検査薬を試してみましょう。生理予定日すぐに検査しても正しい結果が出ない可能性があるので、予定日から1週間過ぎたら検査してみましょう。
2つ目が病院を受診しましょう。妊娠初期の段階では受診してもエコーで映らないことがあります。生理予定日から1週間経過し、妊娠検査薬で陽性が出てから受診するようにしましょう。よくわからなかったり、不安な出血があったりする場合は、出血の状況をメモしておき、早めに医師に相談すると安心です。