妊娠が分かると、嬉しい反面、赤ちゃんを守ることができるか、不安な気持ちにもなりますよね。いろいろ調べているうちに様々な情報があることで結局どうすればいいんだろう、となってしまうこともあるかと思います。
妊娠4週は、生理予定日から1週間までの期間をさし、妊娠したかもしれない、と思い始める方が多い時期です。今回は妊娠が発覚し始める、妊娠4週の妊婦さんの体調の変化や赤ちゃんの変化、流産の可能性についてご紹介します。
まず、妊娠4週とは生理予定日から1週間遅れまでの期間のことを指します。毎月同じ周期で生理が来ている方は、生理が壊れていることに気づく時期でもあります。妊娠4週から妊娠検査薬で陽性反応が出始めるようになり、妊娠しているかも、と意識し始める方が多いです。またこの時期は流産する可能性が高い時期でもあり、妊娠中、最も流産しやすい時期でもあります。では妊娠4週とはどのような時期なのか、妊婦さんの体調の変化について9項目ご紹介します。
➀妊娠検査薬で陽性反応が出始める
妊娠検査薬で陽性反応が出始めます。
妊娠4週はちょうど生理予定日の週になりますので、生理予定日から使用できるタイプの早期妊娠検査薬であれば陽性反応が出ます。妊娠検査薬は尿中に含まれる、ヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが含まれているかどうかによって判定されます。一般的な妊娠検査薬ヒト絨毛性ゴナドトロピンが50mlU/ml以上のヒト絨毛性ゴナドトロピン量で陽性反応となります。
妊娠4週5日目を超えれば胎嚢が確認できる妊婦さんもいます。もし妊娠で陽性反応が出たら一度病院へ行って検査を受けましょう。
②子宮内膜が厚くなる
子宮内膜が厚くなり始めます。
子宮内膜は排卵期から生理直前まで8ミリから10ミリ程度の厚みが出てきます。この厚みの8ミリ以上であれば、受精卵の着床が可能になります。エコーで確認した際に、子宮内にまだ胎児の元となる胎嚢が見えてなくても、子宮内膜の厚みと妊娠反応が陽性であることで妊娠していると判断される場合もあります。
③飲んだ薬などが胎児に影響与えてしまう絶対過敏期に入る
3つ目は、絶対過敏期になります。
絶対過敏期とは、妊婦さんが飲んだ薬などが胎児に影響与えてしまう時期のことをいいます。明らかに妊娠中の服用が禁忌の薬の場合、胎児に薬の影響が出るリスクもあります。とは言え、この時期は妊娠にまだ気づいていない方もいますので、そこまで神経質になる必要はありません。しかし妊娠している可能性を考慮した行動を心がけましょう。
④つわりなどの妊娠初期症状が始まる
次に4つ目です。妊娠初期症状が起こり始めます。
妊娠4週になると妊婦さんによっては少しずつ妊娠初期症状が出始めます。つわりに苦しむ方もいるでしょう。妊娠初期症状は妊婦さんによって出方が違いますので、出ない症状があったり時期が早い・遅いなどは全く問題ありません。
⑤ホルモンの関係で下腹部に痛みを感じることも
5つ目は、下腹部の痛みを感じることがあります。
妊娠すると、ヒト絨毛性ゴナドトロピンが大量に分泌されます。そのヒト絨毛性ゴナド トロピンが応対を過剰に刺激することで、卵巣が腫れるために下腹部に痛みが生じることがあります。また妊娠に伴い子宮が徐々に大きくなっていくため、下腹部に違和感があったり痛みを感じたりすることもあります。下腹部痛は子宮が大きくなることが原因となる場合と流産しかけている場合があります。もし下腹部痛と同時に出血が見られる場合などは、病院で受診し検査を受けましょう。
続きは後半でお話します。