産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠初期】妊娠5週の赤ちゃんの様子と気をつけて欲しいこと

今回は妊娠発覚が最も多い時期である妊娠5週の赤ちゃんの様子と注意点についてご紹介します。

妊娠5週は生理予定日から1週間ほど経った時期で、市販されている妊娠検査薬で陽性反応が出ることが多いです。この時期からつわりや眠気、だるさといった妊娠初期症状が出始める方がいるのも特徴です。

妊娠5週に入ると子宮内に胎嚢を確認することができるようになります。それでは妊娠5週の赤ちゃんの様子についてご紹介します。

赤ちゃんを包む胎嚢が見え始める時期

皆さん胎嚢という言葉をご存知でしょうか?

胎嚢とは、赤ちゃんを包んでいる袋のことで、妊娠5週から6週にかけて子宮内に16ミリ程度の胎嚢が見えるようになります。胎嚢が確認できると異所性妊娠ではないと判断され、6週になると、胎嚢内に胎児のもとである胚芽が見え始めることもあります。赤ちゃん自身の大きさはまだ2ミリから3ミリほどで超音波検査でも姿を確認することはできないものの、しっかりと成長しています。

妊娠5週に入ると脳や脊髄を始め目や耳、鼻といった体の各部が形成されるようになります。妊娠5週は赤ちゃんの心拍が確認できない時期のため不安に感じる方もいます。そこで妊娠5週の注意点について5つご紹介します。

妊娠5週の時の注意点5選

■服装

妊娠5週の段階はまだ子宮が大きくなっていないため、お腹も特に目立つような事はありません。今まで着ていた洋服も充分着られるかと思います。しかし、お腹や足の張りといった症状が出ることもあるため、人によってはちょっとした締め付けが不快に感じる方もいます。ゆったりめの洋服を着るなどして調整するのがおすすめです。

■市販薬の服用

妊娠する前から慢性的に便秘や頭痛などに悩まされている方は市販の薬を服用していることがあるかと思います。妊娠4週から7週ごろは赤ちゃんの脳や神経組織が形成、発達する時期のため、薬の服用には十分な注意が必要です。自己判断での市販薬の服用は避けたほうがいいです。持病やいつも服用している薬がある方はお医者さんに相談の上、服用可能な薬を処方してもらいましょう。

■タバコとお酒

タバコとお酒は妊娠がわかった時点でやめるようにしましょう。タバコに含まれているニコチンは、血液を収縮させる作用があるため、妊娠中に喫煙した場合、早産や低出生体重児となる可能性があります。もともと吸っていた方は妊娠を知らずにタバコを吸ってしまうことがあるかもしれません。タバコは吸っている本人はもちろんですが、副流煙も危険です。家族に喫煙者がいる場合は禁煙してもらうようにしましょう。

■自転車や車

妊娠中でも車の運転をしても問題ないとされています。安全運転を心がけ、体調が良くない時は運転を控えましょう。自転車での走行は転倒してしまう可能性があるため、妊娠中は避けたほうがいいです。妊娠初期は体調の変化があるため、車の運転をする場合は気をつけましょう。疲れを感じたら休憩を挟んで無理のない運転を心がけてください。

■出血と腹痛

妊娠中、お腹の痛みや出血が起こると不安になるものです。流産の兆候として腹痛や出血があります。出血が少量の場合や軽度の*下腹部痛が起こっている場合は、切迫流産の可能性があります。切迫流産とは流産の可能性がある状態で、状況に応じて入院や自宅安静が必要となることがあります。

まずは相談できる窓口を見つけてみよう

今回は妊娠5週の赤ちゃんの様子と注意点についてご紹介しました。

妊娠中は、まだ不安なこともたくさんあり、情報収集をする時期でもあるかと思います。相談できる窓口ができるめ、妊娠反応が出た時点で、一度産婦人科を受診することをおすすめします。早めに分娩予約を取って妊婦健診先も決めるようにしましょう。