今回は、妊娠7週のときに知っておいていただきたいママの体の変化と、職場への妊娠報告についてのお話です。
妊娠7週の赤ちゃんの身体は、2頭身になり、人間らしい形になってきます。また、妊娠初期のこの時期、個人差はありますが、ホルモンや神経伝達物質の変化の影響で、吐き気や嘔吐だけでなく、様々な症状が現れてきます。
この時期のママの身体の変化について
■頻尿
まず1つ目は頻尿です。頻尿はホルモンの変化や、血液量が増えることが原因です。この時期ママの身体の組織では、いつもより多くの血液が作られ、腎機能が活発になる為、より多くの尿が作られて排出されます。何度もトイレに行きたくないからといって、水分を摂らないという選択はやめましょう。むしろ、妊娠前よりもさらに多くの水分補給を心がけましょう。
■下痢
2つ目は下痢の症状です。この時期の下痢の症状は、通常心配しなくても大丈夫なことが多いです。ホルモンの変化が消化器官に影響を与えるもので、便秘や消化不良のように胃腸に関わる症状の1つであると考えられています。リンゴやバナナなど、体の中の過剰な水分の吸収を助けてくれるものを食べるようにしましょう。
また、下痢が続くと脱水症状を起こすことがありますので、水分はこまめに摂るように心がけましょう。
■少量の出血
基本的には、この時期の少量の出血は、問題ないものと考えられていますが、念のため担当医に確認しておくと安心です。大量の出血の場合は、すぐに担当医に相談しましょう。
■疲労感を感じやすい
4つ目は、疲れやすくなることです。この時期はずっと疲れを感じることもあります。プロゲステロンというホルモンの分泌が急激に増えていくので、眠くなることもあります。できる限り休んで、無理をしないようにしましょう。
■こむら返り
軽いこむら返りを経験する妊娠中のママさんも多くいらっしゃいます。
痛みのつらいこむら返りが長く続くようであれば、担当医に相談しましょう。妊娠中のこむら返りの原因として、カルシウムなどのミネラル不足が挙げられます。カルシウムやマグネシウムを多く含む食材を摂るように心がけましょう。
伝えるタイミングに悩む職場への妊娠報告
働くママさんにとっては、通勤もつらい時期です。身体がきつい時は出来るだけ早めに職場へ妊娠を伝え、時差出勤を考慮してもらうなど対策を立てましょう。厚生労働省が認定したマタニティマークなどもあるので、上手に利用してみるのも1つの方法です。また、時期を見て産休をとるのか、会社を辞めるのかなど、パートナーとの将来の相談をしながら決めていきましょう。
妊娠7週のときに知っておいていただきたいママの身体の変化と、職場への妊娠報告についてお話しさせていただきました。この時期、まだお腹の見た目の大きさに変化はありませんが、子宮は1回り大きくなっている頃です。身体が辛い時は無理せず、休める時はしっかり休めるようにしましょう。