産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠11週】辛さが増してくる妊娠11週の妊婦さんの体調の変化と対策

今回は妊娠11週の妊婦さんの体調の変化についてご紹介させていただきます。妊娠11週になると子宮が大きくなってくるため、お腹を触ると少しふっくらしているように感じる方もいるかもしれません。

それでは早速、妊娠11週の妊婦さんの体調の変化について3つご紹介します。

子宮が大きくなるに伴う腰痛と不調

妊娠すると少しずつではありますが、赤ちゃんの成長に伴って子宮が大きくなっていきます。まだ圧迫症状が出るほどの大きさではありませんが、つっぱるような腹部や足の付け根、足の痛みを感じる人もいます。子宮が大きくなっていくことに加え、卵巣ホルモンであるリラキシンが関節や靭帯を緩めることで痛みが出やすくなります。

妊娠初期には、下腹部の痛みを感じることもありますが、出血などがない場合はしばらく安静にして様子を見ることになります。痛みが増す場合や出血を伴う場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。

マタニティ専門のカイロプラクティックで腰痛や肩周りのケアを受けることも一つの選択肢です。

つわりの変化

つわりの症状は人によって異なりますが、妊娠11週から楽になるという方が多いようです。

しかし、この時期に入ってもつわりが始まった頃と変わらない症状が続く方もいますし、これまでつわりがほとんどなかったのに、急につわりが始まる方もいます。つわりの症状には個人差が大きいということを理解し、辛い時はゆっくり体を休めましょう。

立ちくらみ

妊娠すると胎児の発育のために多くの鉄分が利用されます。母体がもともと貧血気味だとめまいや立ちくらみが起こりやすくなります。また貧血ではなく、脳に流れる血液が減少することによって起こるめまいや立ちくらみもあります。これは急に立ち上がったり、立ちっぱなしでいることで起こるもので、少し安静にしていれば収まります。

脱水症状になると血圧が下がりやすくなり、立ちくらみも起こりやすいため、仕事中でも常に水分補給を心がけましょう。水分補給用の飲み物を目につく場所に置いておくと良いでしょう。また、唇の乾燥対策としてリップクリームの使用もお勧めです。

この時期のお腹の大きさには個人差がありますが、自分ではお腹が出てきたと思っても服を着ると目立たなくなるため、周囲からは妊娠していると気づかれにくいことが多いです。

妊婦さんの症状や赤ちゃんの成長には個人差がありますので、医師から特に指摘されていなければ心配する必要はありません。