今回は、妊娠中13週の妊婦さんにこの時期に知っておいてほしいことについてご紹介させていただきます。
産院の予約
まずは、参院の予約です。分娩を行っていない病院で妊婦健診を受けていたり、里帰り出産を考えていたりする場合は、早めに出産する施設を決めるようにしましょう。
妊娠初期・中期までに受診しないと転院できないことや、人気のある病院などは早い段階で分娩予約が埋まってしまうことがあるため。分娩予約ができるかどうか、早めに確認することが重要です。
妊娠13週の時点で分娩施設を決めていない場合は、予約が既にできない可能性も考慮した上で、早めに病院に連絡をとるようにしましょう。また、希望する病院で分娩予約ができなかった場合を考えて、複数の病院に予約状況の問い合わせをしておくと安心です。健診で何度も通うことも考慮し、出産する病院は早めに探し、予約をしましょう。
切迫流産のリスク
切迫流産は、妊娠が継続できているにもかかわらず、子宮出血や子宮収縮、子宮口の開大が起こることを指します。妊娠確定から心配事の1つである流産の可能性ですが、胎児の心拍が確認できると流産の確率が下がります。しかし、心拍確認ができても流産してしまう可能性はゼロではありませんので注意が必要です。性器出血や下腹部に鈍い痛みが起こる場合は、切迫流産の疑いがあるため、すぐに病院を受診しましょう。
もし切迫流産と診断された場合は、流産の一歩手前の状態ではあるものの、妊娠継続の可能性があるため、お医者さんの指示のもと、安静や治療が必要となることがあります。
バランスの取れた食事
妊娠中に必要な栄養素は妊娠初期、中期、後期で異なります。妊娠13週は胎盤が完成に近づき、少しずつ、胎盤から胎児へと栄養が送られる用になります。エネルギー源である糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルといった五大栄養素をバランスよく摂取することが望まれます。妊娠13週はつわりが落ち着いてくる時期のため、必要な栄養を摂取できるように意識しましょう。
特に赤ちゃんの成長とともに必要なたんぱく質、貧血を予防するための鉄分は、積極的に摂るようにしたい栄養素です。妊娠中必須栄養素の一つである葉酸は、貧血予防にもなる栄養素のため、貧血の傾向がある方は引き続き摂取しておくといいです。産後の子宮回復や母乳のためにも葉酸が必要なので、産後もしばらく飲み続ける方が多いです。
妊娠13週は徐々につわりが落ち着いてくるなど、妊婦さんにもさまざまな変化がでてきます。
この時期になるとお腹が大きくなるほどで、今まで着ていた洋服の変更が必要だったり便秘にもなりやすかったりなど、変化が大きく出てきます。お水を意識して飲んだり、マタニティー服の準備なども検討してみてください。