産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠14週】この時期に用意したいものと、赤ちゃんの様子について

妊娠14週の妊婦さんに日常の中でやってほしい事と赤ちゃんの変化についてお話ししたいと思います。この時期に始めておくことで、妊娠中特有のマイナートラブルを回避できることがありますので、ぜひその準備をしていただければと思います。

この時期は、お腹が少しずつ反ってくるので、骨盤ベルトや妊婦さん専用のカイロプラクティスなど調べておくと安心です。

ではまず、妊婦さんに日常の中でやってほしいこと2つをご案内します。

➀妊娠線ケア

お腹が大きくなり、皮膚が引っ張られることや急激な体重増加により、人によってお腹やお尻、胸や太ももなどに赤や紫色の妊娠線が現れます。妊娠線ができると産後薄くなるものの、完全に消えることはありません。

皮膚が引っ張られたり乾燥がひどくなると痒みが発生します。早めのケアが大切なため、お腹が大きくなり始めたら妊娠線予防クリームで保湿ケアやマッサージをするといいです。放置すると敏感肌になる可能性もありますので、スキンケアとともに水分補給もしっかりと取りましょう。また急激に体重が増えないように体重管理することも予防になります。

②マタニティウェアの準備

妊娠4ヶ月ごろから徐々に体型に変化が出始めます。妊婦さんの体はふくよかになり、乳房も発達し、全体的に脂肪がついて丸みを帯びた体になってくるので、今まで着ていた洋服だと妊婦さんのお腹と赤ちゃんを圧迫してしまう危険性があります。

また無理をして窮屈な洋服を着ていると、むくみや胃痛などマイナートラブルの原因にもなりかねません。体に負担をかけないためにも、ゆったりした洋服やマタニティウェアはとても重要なアイテムです。

 

妊娠14週の赤ちゃんの変化3つ

続きまして、妊娠14週の赤ちゃんの変化3お伝えします。

妊娠14週に入ってくると、赤ちゃんの頭からお尻までの長さがおよそ8.5センチ、体重が50グラムほどに成長します。この時期になると活発に動くようになり、さらに成長を遂げます。それでは下記、胎児の変化3つお伝えします。

■ 首の発達

これまでは肩の上に頭が乗っているように見える状態でしたが、首が発達することによって首で頭を支えるようになります。首の中には食道や喉頭もできています。首の発達によって頭の向きを変えることができるようになり、さらに人間らしい姿へと成長していきます。

■赤ちゃんが活動的に!

赤ちゃんは妊娠14週でもさらに急成長しています。この時期になると口を開けたりするなどの動きをするようになります。また指を動かしたり握ったりといった高度な動きができるようになるのもこの時期です。妊婦検診の際に手を握ったり開いたり、足でキックするなど可愛らしい動きを見せてくれることがあります。

■呼吸の練習と羊水を飲む練習を始める

お腹の赤ちゃんは妊娠後期に向けて腎臓や肺機能が成長していきます。お腹の外でも呼吸できるように横隔膜を上下に動かして呼吸の練習をします。この横隔膜を振動させるときに、ぴくっと胎動を感じるケースがあり、しゃっくりのような現象が起きることもあります。

また羊水を飲み込む練習も始めます。胎児が飲み込んだ羊水は消化器官内で消化の練習に使われ、体外に排泄されます。