産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠23週】胎児ネームをつけて、赤ちゃんとコミュニケーションをとってみよう

今回は妊娠23週の胎児の様子とこの時期のおすすめの過ごし方についてお話ししたいと思います。

妊娠23週になると子宮底長がおよそ20cmから26cmになり、子宮は大人の頭より大きくなります。お腹が大きくなることで、背中や腰の痛み、皮膚のかゆみなど、マイナートラブルに悩む方が多いのもこの時期の特徴です。

妊娠23週の胎児の様子について

それではまず、妊娠23週の胎児の様子についてご紹介します。

胎児の大きさ

胎児の大きさはおよそ250mmから300mm、体重はおよそ600gです。妊娠23週は、胎児の体重は1週間に200g程度増えていきます。胎児が成長するにつれて少しずつ、子宮内が狭くなってきます。

胎動が強くなる

妊娠23週になると多くの妊婦さんが胎動を感じます。

はじめは、お腹の中でポコポコと動くような感覚だった胎動がさらに強くなってきます。ただし、胎動の感じ方には個人差があるため、あまり胎動を感じないからと言って心配する必要はありません。胎児の成長とともに胎動に気づくようになります。胎動をカウントする時は、胎児は30分ごとに起きたり寝たりを繰り返しているため、1時間ぐらい、ゆったりと赤ちゃんの状態を確認してみるといいです。

皮膚が変化する

3つ目は、皮膚が滑らかになります。

妊娠23週は胎児の皮膚が変化する時期です。とても薄くてしわしわとした状態の肌は、透き通っている皮膚の下にある血管や内臓が見えることがあります。体内の脂肪が増えて筋肉が発達してくると、徐々に皮膚の表面が滑らかになってきます。

聴覚がさらに発達する

4つ目は音を聞き分けられるようになります。

妊娠23週は、少しずつ成長していた胎児の聴覚がさらに発達します。子宮の外の音を聞き分けられるようになり、徐々にママやパパの声を認識できるようになります。胎動を感じた時にお腹に話しかけてみると反応してくれるかもしれません。キックゲームで胎児とのコミュニケーションを計ってみましょう。

この時期の過ごし方について

胎児ネームをつけてみよう

生まれてからの赤ちゃんの名前とは別に、胎児ネームをつけて呼びかけるママ、パパもいます。胎児ネームがあるとコミュニケーションを取るのに便利です。出産後、新たに名前を考える方もいれば、胎児ネームをそのまま子供につけたという方もいます。

ほとんどの場合、胎児ネームはお腹の赤ちゃんのための妊娠中だけの呼び名になることが多いようです。胎児ネームをつけるおすすめの理由として、赤ちゃんに呼びかけるため、夫婦間で赤ちゃんのことを話す際に便利なため、愛着を持つため、胎教に良いためなどがあげられます。

赤ちゃん

2つ目は胎児と音楽を聴くことです。

胎教音楽といえばモーツァルトというイメージが強いかと思います。その理由は、モーツァルトのメロディーには川のせせらぎや小鳥のさえずりなどに似た、自然界にある音の強弱やリズムがあり、人間がリラックスした時に出るアルファ波という脳波を誘発すると言われているからです。

しかし、基本的にママがリラックスできたり好きなものであれば、特定のジャンルにこだわる必要はありません。ただし、胎児の耳は鋭敏なので、大きな音や激しすぎる音楽などは避けた方がいいです。

今回は23週の胎児の様子とこの時期のおすすめの過ごし方についてお話ししました。

妊娠23週になると、胎児の身長や体重は小さいものの外見は新生児とほぼ変わりません。この段階ではまだ頭は大きく手足は短い状態ですが、出産までに急速に成長していきます。日に日に大きくなっていく我が子に会えるのが楽しみになってきますね。