産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠34週】肺呼吸ができる✨妊娠34週胎児の様子とこの時期に注意すること

今回は妊娠34週の赤ちゃんの様子とこの時期に注意することについてお話ししたいと思います。妊娠34週の赤ちゃんはついに肺機能が完成し、外の世界で呼吸をする準備が整います。

妊娠34週の赤ちゃんの様子

1. 赤ちゃんの大きさ

赤ちゃんの大きさはおよそ55ミリから67ミリ、体重はおよそ1650グラムから2660グラムです。この時期の赤ちゃんはふっくらと脂肪がついて、体重が着実に増えていきます。

2. ほとんど赤ちゃんが頭を下に向けている

頭が最も重い部位でおさまりが良いため、ほとんどの赤ちゃんが頭を下に向けるようになります。この時期にまだ逆子の場合お腹の中で動きにくくなるので、逆子がなおりづらくなってきます。病院によっては帝王切開の手術予定を決める場合もあります。しかしながら、妊婦さんによっては、臨月になっても逆子がなおる可能性もあります。手術を決めた場合でも、逆子が治れば経膣分娩になります。

3.肺機能が完成

赤ちゃんは出生前は胎盤を通じてガス交換をしていますが、出生後は肺でガス交換するようになります。妊娠34週になると肺が機能的に成熟して万が一早産になったとしても自力呼吸が期待できます。

この時期に注意すること

1. 妊娠線

ますますお腹が大きくなり、胸太ももお尻にも妊娠性が出やすくなります。ボディークリームやオイルを塗ってケアをしましょう。妊娠線は産後半透明に変わって目立たなくなりますが、完全に消すことはできないので妊娠線ができないようにしっかり保湿して予防をしましょう。

2. 貧血

妊娠後期は赤ちゃんや胎盤に血液を運ぶため、血液の中のヘモグロビン濃度が薄くなり、貧血になりやすい時期です。貧血は出産時に出血が増える、産後の回復が遅れる、母乳が出にくくなるなどの影響があるため、出産までに改善しておきましょう。

レバーや貝類、ほうれん草など鉄分が豊富な食品を意識して取りましょう。鉄分はタンパク質やビタミンCと一緒にとると吸収しやすくなります。医師に鉄剤を処方されたときは忘れずに服用してください。鉄剤が合わず、吐き気や便秘といった症状が出ることがありますが、その場合は医師に相談して種類を変えてもらいましょう。薬が飲めなくてもサプリなら大丈夫と言う場合もあります。どうしても内服ができない場合は点滴で鉄分を補うケースもあります。

3. 切迫早産

切迫早産とは早産になりかけている状態を指します。しばらく休んでもお腹の張りや痛みが収まらない、性器から出血があった、破水したといった症状があったらすぐに受診してください。

切迫早産と診断されたら症状や状況によって自宅安静か入院かを医師が判断します。自宅安静の場合絶対安静と指示された場合はトイレや食事以外は横になって過ごします。安静と指示された場合は家事は簡単なものだけにして無理をせずなるべく横になります。お腹が張ったらすぐに休んでください。この時期、仮に早産になったとしても95%の赤ちゃんが助かると言われています。妊娠34週以降は自力で呼吸できる可能性があるため、NICUの管理が必要ない場合もあります。

しかし赤ちゃんにとっては1日でも長く子宮内にいられることが大切であることに変わりはありません。安静に過ごしましょう。