今回は、妊娠37週の妊婦さんの様子と、破水の注意点についてお話したいと思います。
妊娠37週から正期産と呼ばれ、いつ出産となってもおかしくない時期に入ります。人によっては出産の兆候とも言える前駆陣痛が起こることがあります。
妊娠37週の妊婦さんの様子
1. 赤ちゃんの大きさ
子宮底長は32cmから35cmです。子宮底長とは、恥骨結合部から子宮底までの長さのことです。正期産に入ると母体、胎児共に、出産を迎える準備が整います。出産時に胎児が産道を通りやすくするために、サラサラとしたおりものが増えてきます。
2. 残尿感
妊娠37週になると徐々に胎児が下がってくることで膀胱を圧迫し、頻尿や尿漏れ、残尿感に悩まされることがあります。また、妊娠中はホルモンバランスの影響で子宮や膀胱を支えている骨盤底筋が緩んでくることも頻尿が起こる原因となります。我慢しすぎてしまうと膀胱炎を起こす可能性もあるため、尿意を感じたら早めにトイレに行くようにしましょう。

破水と尿漏れの見分け方
破水とは
破水とは、お産が近くなる時期に赤ちゃんと用水を包んでいる卵膜が破れることです。破水によって羊水が子宮口、膣を経由して体外へ流れ出してしまいます。陣痛からはじまって起こる破水もありますが、破水が先に起こる場合も珍しくありません。
破水には個人差もありますが、下着がびっしょり濡れてしまうほどの量の場合と、少量で破水なのかどうかわからないといった場合があります。破水から分娩までの時間が長いと、子宮内への細菌感染の心配があります。また、羊水が流れ出てしまうことで、へその緒が子宮璧と胎児との間ではさまりやすくなることもあります。
破水したら、細菌感染を防ぐために、お風呂やシャワーなど控えるようにして、清潔なナプキンを当てて病院に向かいましょう。

尿漏れの特徴
臨月に入ると胎児も徐々に下がり、膀胱が圧迫されることによりトイレが近くなります。そのため、尿漏れなのか、おりものなのかで悩む方も多いです。尿漏れは、くしゃみをしたとき、立ち上がったとき、激しい胎動があった時に見られることが多く、意識的に我慢できるのが特徴です。
破水と尿漏れの違い
破水と尿漏れの違いについても心配という方もいます。
安静にしている時、特に横になっている時に尿漏れをするということはあまり見られません。破水の場合には、安静にしていてもちょろちょろ流れ出てきます。そのため、水のようなものがちょろちょろ出るけれど、破水なのかわからないという時には、直ちに受診するようにしてください。
