産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊娠初期】検査・対処法・受診が必要なおりものの特徴について

今回は、妊娠中のおりものや受診が必要なおりものについてお話したいと思います。おりものの状態は、様々なことから影響を受けやすいです。

おりものによって体調の変化や感染症などのトラブルのサインがわかることもあり、身体からの重要なサインとなります。おりもののことで不安を感じている方が少しでも参考になったら嬉しいです。

妊娠中におけるおりものの検査

それでは、まず、妊娠中におけるおりものの検査についてお話したいと思います。

病院によっても異なりますが、妊婦健診時におりもの検査やクラミジアの検査を行います。調べる時に痛みはほとんどありませんので、リラックスして受けましょう。また、いつもと異なるおりものの色やにおい、症状などがあったら、健診日を待たずに受診することが大切です。

■妊娠中のおりものの対処法

次に、妊娠中のおりものの対処法についてご紹介したいと思います。

妊娠中に限らずですが、おりものが多い時は、通気性の良い下着にしたり、おりものシートを活用して清潔に気持ちよく過ごせるように心がけましょう。おりものの量が多いと、気持ち悪くて膣の中まで洗う人がいますが、洗い過ぎるとバイキンを防いでくれる常在菌まで洗い流してしまい、むしろ炎症を起こしやすくなることがあります。

また、石鹸で洗い過ぎると逆に悪化することもあります。おりものが出ているときは、過剰に洗わず、シャワーで洗い流す程度にとどめておくと良いです。

注意すべきおりものの症状

■かゆみが出るおりもの

まず一つ目が、かゆみが出るおりものです。かゆみが出るおりものは、膣カンジタ症、膣トリコモナス症、淋菌感染症、細菌性膣炎の可能性があります。

膣カンジタ症のほかの特徴として、カッテージチーズのような白いおりもので放置すると、外部にまで炎症がおよび、外陰部が赤く腫れ上がります。赤ちゃんに感染すると、鵞口瘡という口内炎の1種にかかる可能性があります。

膣トリコモナス症のほかの特徴は、黄色や黄緑色であったり、泡状で悪臭を伴い、症状が悪化すると、排尿時に痛みを伴うケースがあります。膣トリコモナス症は、トリコモナス原虫による性感染症です。妊娠中に発症すると早産の原因になる可能性があるので、早めに病院を受診しましょう。

淋菌感染症のほかの特徴は黄緑であったり、排尿時に痛みがあります。症状が軽く自覚されないまま経過することが多いそうです。妊娠中に感染すると、流産や早産、骨盤内感染症、破水の原因になってしまうことがあります。

細菌性膣炎のほかの特徴は、灰色だったり、生臭い匂いを伴う場合があります。妊娠後期に感染すると、早産を引き起こす恐れがあります。また、新生児感染症を起こす可能性もあるため、病院を受診しましょう。

■黄色や黄緑色のおりもの

黄色や黄緑色のおりものは膣トリコモナス症、淋菌感染症、クラミジア感染症の可能性があります。膣トリコモナス症と淋菌感染症は先ほどご紹介しましたので、クラミジア感染症のほかの特徴についてお話ししたいと思います。

おりものの量が増えたり、下腹部痛や排尿時に痛みを伴うケースがあります。妊娠中に感染すると流産のリスクを高め、出産時に赤ちゃんが産道感染する恐れがあります。赤ちゃんに感染すると、肺炎や結膜炎などを引き起こす可能性があります。

■血が混ざっているおりもの

出血を伴うおりものは、子宮自体の疾患の可能性があり、子宮内膜炎や子宮頸管炎の可能性があります。出血以外に発熱や下腹部痛を伴うケースもあります。

また、子宮頸がんや子宮体がんの可能性もあります。症状が悪化すると腰痛、腹痛を伴う場合があります。妊娠中に発症すると、切迫流産・早産を起こす可能性があります。重症化を防ぐためにも、早めに病院を受診しましょう。