産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

最初の授乳は、生後いつからスタートすべき?

今回は、出産後すぐに始まる授乳についてお話したいと思います。初めての授乳は、少し不安もあるかと思います。私は妊娠中、授乳について調べたりしておらず、出産してからうまくいかず悩むことが多々ありました。事前に授乳について知っておくことで、少しでも参考になったら嬉しいです。

出産後いつから授乳をスタートさせる?

授乳は、産後1時間以内に試してみるのがおすすめです。

赤ちゃんが生まれたらすぐにおっぱいに届くように、赤ちゃんを胸元に置くことが理想です。赤ちゃんは飲むかもしれないし、飲まないかもしれません。いずれにせよ、飲む機会を与えることが大切です。最初の授乳の時は、医療従事者がサポートしてくれることが多いです。

授乳頻度は育児アプリの活用もおススメ

出産後1日目の授乳の頻度や時間には、大きな個人差があり、最初の24時間は特に赤ちゃんによって全く異なるそうです。誕生はとても疲れることなので、長時間眠る赤ちゃんもいますし、頻繁におっぱいを飲む赤ちゃんもいます。この個人差がママを困惑させます。みんなが様々なアドバイスをするため、ママも赤ちゃんも一人ひとり違うということを覚えておくことが大切です。赤ちゃんは夜中も含めて、24時間に8回から12回おっぱいを飲みます。

効率的に飲むのに必要な筋肉と動きはまだ発達中の為、初期の授乳にかかる時間は10分から15分ほどです。私が出産した病院では、授乳した時間やどのぐらいの時間おっぱいをあげていたか記録する様子を渡され、毎回チェックしていました。退院後は育児アプリで管理していました。

夜間授乳

夜間授乳とは、その名のとおり赤ちゃんが夜中に起きて泣くたびに行う授乳のことです。

回数や頻度には個人差がありますが、新生児は2、3時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。一日におよそ8回から12回ほど母乳をあげることになります。この時期は、昼でも夜でも、赤ちゃんが起きて泣き、母乳を欲しがるたびに飲ませてあげる必要があります。母乳は消化が良いので、赤ちゃんはすぐにお腹が空いてしまい、夜中であっても目覚め、夜間授乳が必要になることが多いようです。

3時間おきの授乳期間は、生後いつまで続くのか

3時間おきの授乳が続くかどうかについても個人差があるようです。

夜間授乳が必要になる赤ちゃんもいれば、一度寝かしつけてしまえば朝までぐっすり眠り続ける赤ちゃんもいます。また、赤ちゃんが欲しがったときにだけ授乳する自立哺乳という方法もあります。生まれたばかりで赤ちゃんもママも授乳に慣れていないため、上手くいかないと焦ってしまいがちですが、成長曲線の範囲内で大きくなっていれば、大きな心配は必要ないことがほとんどだそうです。赤ちゃんの様子をよく観察しつつ、無理のない範囲で授乳を行いましょう。

授乳に関する問題は、赤ちゃんによる個人差がとても激しいため、悩んでしまいがちかと思います。不安なことはひとりで悩まず、母乳外来や自治体の保健師さんに相談しながら解決して行きましょう。