産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

【妊活】不妊の原因の半数は男性にあり 男性不妊チェック7選!

男性不妊とは

今回は男性不妊について気をつけていただきたいことについてお話ししたいと思います。妊娠を希望して1年以上の性生活を送っているにもかかわらず、妊娠の成立を見ない場合を不妊といいます。このうち、男性側にその原因がある場合を男性不妊といいます。

男性不妊の場合、精液に関するものが8割であり、性機能に関するものが1割、その他が1割です。

不妊症と言えば、女性が強いイメージがあるかもしれませんが、不妊症の原因の約半数は男性側にあります。そのため、男性側の要因に気づかず、女性だけが治療していても十分な効果が得られない可能性があります。

いきなりクリニックに行くのはハードルが高いと思いますので、まずは簡単にできるセルフチェックと生活習慣の改善についてご紹介します。

気をつけるべき7つのポイント

1. 育毛剤の使用:育毛剤には男性機能を低下させる成分が含まれていることがあります。精液量の減少、性欲減退、EDなど男性不妊の原因となる可能性があります。不妊で悩んでいる方は一旦使用中止を検討してください。

2. おたふく風邪:成人男性がかかると精巣炎を引き起こし、不妊になる可能性があります。ムンプスウイルスが精巣に炎症を起こすことで、精子を作る機能が低下する可能性があります。未罹患の方はワクチン接種を検討しましょう。

3. 下着の締め付け:きつい下着は精巣機能を低下させる可能性があります。フィットした下着の着用により陰嚢の温度が上昇し、精子の生成に影響を与える可能性があります。通気性の良いゆったりした下着を選びましょう。

4. 膝上でのパソコン作業:パソコンの熱により陰嚢温度が上昇し、精子の生成に影響を与える可能性があります。パソコンは机の上で使用しましょう。

5. 喫煙:タバコは精子の運動性を低下させます。また、パートナーが受動喫煙することによって卵子の質が低下する可能性があります。禁煙を目指すか、本数を減らすことから始めましょう。

6. 過度な飲酒:過度な飲酒は性欲減退や精液の減少、運動率の低下の原因となります。適度な量を心がけましょう。

7. 不規則な生活:生活が不規則になると精子の質も低下する可能性があります。適度な運動、バランスの取れた食事、良質な睡眠など、健康的な生活を心がけましょう。

まずは自宅でできるアプリとキットでセルフチェック

最近では、クリニックに行かなくても自宅でアプリとキットで精子のセルフチェックができます。手軽に確認できるので、活用するのも一つの方法です。

妊活は女性だけが頑張るものではなく、夫婦で一緒に取り組むものです。不妊の原因の半数は男性側にあることを理解し、夫婦でよく話し合い、気持ちを共有しながら進めていただけたら幸いです。

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