今回は、前回お伝えした内容の後半になります。
ぜひ、「妊娠したかも?」と思われる妊婦さんは、ご自身の体調と照し合せて読み進めてみてくださいね。
⑥基礎体温が高くなる
妊娠4週の妊婦さんの体調に起こる変化の6つ目は、基礎体温の高温期が続くことです。
妊娠4週は生理予定日の前後に相当します。この時期妊娠していない場合は、低温期にまで下がります。しかし妊娠している場合は、この基礎体温も高温期のままになります。そのためなんとなく熱っぽい、または、体がだるいといった症状が出やすいでしょう。
基礎体温の高温期は、胎盤が完成するまでの妊娠16週ごろまで続く妊婦さんがいるようです。もちろん個人差があり体温が下がっていく方もいますので、体温は低いからと過剰に心配する必要は無いです。
⑦ホルモンの関係で、胸の張りが出てくる
7つ目は、胸の張りが出ることです。
妊娠すると、卵胞ホルモンが働くため、母乳が作られる乳腺組織や母乳の通る乳管が発達します。乳管の発達の影響によって胸の張りが続くことがあります。なんとなく胸が張って痛いなどの症状があれば、それは妊娠初期症状の1つと考えて良いでしょう。
胸の張りはずっと続くわけではなく、張ったり治ったりを繰り返す妊婦さんが多いようです。痛みが伴う場合は冷やすとやや緩和されるようなので試してみると良いです。
⑧だるさや、昼間の眠気を感じることも
次に8つ目です。眠気やだるさがあります。
妊娠初期はプロゲステロンというホルモンが増加します。このプロゲステロンが眠気を引き起こすため、昼間でも眠たくなってしまうことがあります。妊娠4週の時期はホルモンバランスが崩れやすく、その影響で眠気に襲われる妊婦さんが多いようです。
眠い時はそれだけ体に負担がかかっており、休むべきと言うサインでもあります。そんな時はできる限り無理せず休みましょう。
⑨情緒不安定になりやすくなる
最後に9つ目です。情緒不安定になりやすくなります。
妊娠すると体内のホルモンバランスが崩れやすくなり、その影響を 受けて精神的にも不安定になってしまいがちです。なんとなくイライラしたり、落ち込んだりといった感情の浮き沈みがいつもより激しいと感じたら、妊娠初期症状の1つと捉えて良いでしょう。情緒不安定になるとなかなか自分では抑えが効かなくなり感情的になってしまいがちです。
以前なら気にならなかったようなことが気になり、イライラが止まらなくなる場合もあるでしょう。この時期の情緒不安定は、妊婦さんには誰にでもあることです。我慢せず吐き出しましょう。
以上、9つの妊娠4週の妊婦さんの身体に起こる変化をお伝えしました。いかがでしたか?
ほとんどがホルモンバランスの変化によって起こることが多いです。初めて体験する妊婦さんは、この変化にドキドキすることもあると思いますが、大丈夫です!周りの人の協力を得ながら、お身体を大切に過ごしてくださいね。