妊娠中の「むくみ」、改善策はありますか?|ベテラン産婦人科医・奥野幸彦のこぼれ話|産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)

妊婦さんがむくむ3つの原因とは?

その1 ホルモンバランスの変化

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、
妊娠中はプロゲステロンの分泌量が多くなります。

このプロゲステロンは胎児と母体を守るために活躍してくれる大事なホルモンです。子宮内膜を整えて基礎体温を上げる働きがあり、妊娠を維持しやすいよう栄養や水分が体に留まるように作用するためむくみが発生します。 

その2 血液量と血液の流れ

妊娠中、特に妊娠後期は血液の量が増加します。胎児に栄養や酸素を届け、出産時の出血に備えるために水分量が増えるためむくみが発生します。

また、子宮が大きくなるにつれ足から心臓に戻る際の血流が圧迫され、更に運動不足で血を運ぶためのポンプ機能が低下し、足に血液が多く集まることも原因の一つです。

その3 妊娠中の病気

まれに妊娠中の病気が原因でむくみが起こる場合があります。妊娠高血圧症候群の場合、高血圧とともに、むくみ、頭痛、吐き気、視力の低下などを伴うこともありますので、むくみと共に他の異常が感じられる場合は注意が必要です。

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改善方法 1 まずは塩分を控えた食事から

出産間近になると、さらに体のむくみは増していきますので妊娠初期から身近で出来る対処を取り入れていくのがいいでしょう。

まず塩分を控えた食生活を心掛けましょう。これが基本です。

インスタント食品や外食での塩辛い食事はなるべく控え、こまめに水分を取りましょう。

改善方法 2 更に塩分排出を促す食材を摂取

また、カリウムを含む食べ物は、むくみの原因となるナトリウムをスムーズに排出し、むくみを改善させることが期待できますので、積極的に取り入れていきましょう。

カリウムが多く含まれる食材には海藻類のこんぶ、ひじき、野菜類のほうれん草、果物類ではキウイなどがあります。

消化器官への負担を抑えるように茹でる・蒸すなど油を必要としない加熱方法で摂取するとより効果的ですよ。

改善方法 3 運動以外でも効果はあります

妊娠中はどうしても運動不足になりやすいもの。特にデスクワークをされている方は一日中同じ姿勢でいることが多いので、休憩時間に足首を回す、軽いストレッチなどを定期的に行い血流停滞を防ぎましょう。

自宅でぬるめのお湯に浸かったり、寝る際には足の下にタオルを折りたたんで敷き足を少し高い位置にして寝るのも効果的です。

最後に

妊娠中のむくみはどうしても回避出来ない現象です。

早いうちに日常生活として対処法を取り入れればストレスも溜まりませんし、不快感が低減されますので、是非身近なところから行ってみてください。

尚、原因その3に記載したとおり、まれに病気が原因のこともあります。

妊娠中は母体リスクが高い状態ですので、体の異常を感じたら無理をせずすぐにかかりつけ医に相談するようにしましょう。

姙娠に不安はありませんか?

妊娠初期はわからないこと・気になることがたくさん。

妊娠中はちょっとしたことでも『大丈夫かな』『赤ちゃんは元気に育っているかな』など、心配事が出てきますよね。

流産や胎児の先天性異常は、妊婦さんの心配事の大きな1つではないでしょうか。

新生児の3~5%は何かしらの異常を持って産まれてくるといわれています。

特に35歳以上の高齢出産(経産婦の方は40歳以上)になると、20代と比較して染色体異常を原因としたダウン症などの先天性異常の発生率は高くなることがわかっています。

新型出生前診断(NIPT)なら10mlの採血のみで、赤ちゃんの染色体異常を事前に調べることが可能です。

少しでも不安に思われていましたら、ぜひ八重洲セムクリニックにご相談ください。

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