産婦人科・内科 八重洲セムクリニック(東京駅5分)|新型出生前診断(NIPT)・IPT療法

腹帯が暑い・・・巻かなきゃだめですか?

腹帯をしないと赤ちゃんに影響がでるのでしょうか

「暑くて暑くて”あせも”ができそうです」という妊婦さんも
折角お祝いに頂いた腹帯も、暑くて巻いていられないという方もいらっしゃるようですね。昨今様々な素材で作られるようになった腹帯ですが、確かにお腹周りが窮屈に感じるかもしれません。
腹帯を着けないと赤ちゃんに良くない影響がありますか?とのご相談をいただきましたが、安心してください。発育が遅れるなどそういった事はありません。欧州などではもともと腹帯というものがありませんので、伝統を重んじる日本独自の文化のようですね。

ではなぜ腹帯を着けるように言われるのでしょうか?
赤ちゃんが成長してくると体重も増えていきます。順調に成長してくれるのはうれしいことなのですが、どうしても動きづらくなり、反り腰や猫背になってしまい腰や背中への負担が増えます。ひどいと腰痛になってしまうこともあります。この時に腹帯を装着すると、腰を支点にお腹を安定して支えられるので腰や背中への負担が大きく減ります。

更に、妊娠中は冷え性になりやすいですのでお腹を温めてくれたり、足元が見えにくくなるので万一転倒した場合や、何かにぶつかってしまった時に衝撃からお腹を守ってくれます。

どんな腹帯を選べばよいでしょうか?

妊娠時期とおなかの大きさにあわせて選びましょう
腹巻タイプ、パンツタイプ、パンツタイプ、ベルトタイプ、昔ながらのさらしタイプと様々な種類の腹帯があります。動きやすい、通気性がいい、安定度がいいなどそれぞれのタイプにメリットとデメリットがありますので、生活スタイルや、体調、お腹の大きさなどを見て選びましょう。

あくまで「ふわっ」と
腰や背中への負担を軽減してくれる腹帯ですが、きつく締めすぎてはいけません。ふわっと、したものを選びましょう。きつく締め付けてしまうと大動静脈、腎動脈、自律神経節などを圧迫して妊娠中毒症をおこしやすくなるので注意が必要です。特に初めての出産を迎える妊婦さん、高齢の妊婦さん、肥満気味の妊婦さん、妊娠中毒症になった経験のある妊婦さんは気をつけましょう。心配な場合はかかりつけの先生や助産師さんにアドバイスをもらうと良いでしょう。最近はやわらかく締め付けのゆるいタイプの腹帯も多く発売されていますので、ご自身の状態に合わせて上手に活用してみてくださいね。

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