「安定期に入ってつわりは落ち着いてきたのですが、ニキビが気になるようになりました。
友人が妊娠したときにはお肌のトラブルがなかったようです。
ニキビには何か原因はあるのでしょうか。対策もあれば教えてください。」(34歳・埼玉県在住)
友人が妊娠したときにはお肌のトラブルがなかったようです。
ニキビには何か原因はあるのでしょうか。対策もあれば教えてください。」(34歳・埼玉県在住)
今回は、以前患者様からいただいたご質問にお答えしたいと思います。
妊娠中の肌変化はホルモン分泌の変化が原因
妊娠中のニキビの原因として、ホルモン分泌の変化があげられます。
卵胞ホルモンは美肌作用があり、ニキビや肌荒れがなくなったと感じる妊婦さんもいます。
一方黄体ホルモンは、皮脂の分泌を活発にする作用によりトラブルが増えたと感じる妊婦さんもいます。
このホルモンは、妊娠を継続させるためにとても重要ですが、肌のベタつきや肌荒れ、ニキビの原因となってしまう場合があります。
また皮脂の分泌バランスが変わることで、肌が荒れ、乾燥肌になることもあります。
一方黄体ホルモンは、皮脂の分泌を活発にする作用によりトラブルが増えたと感じる妊婦さんもいます。
このホルモンは、妊娠を継続させるためにとても重要ですが、肌のベタつきや肌荒れ、ニキビの原因となってしまう場合があります。
また皮脂の分泌バランスが変わることで、肌が荒れ、乾燥肌になることもあります。
妊娠中はホルモンバランスが不安定な状態です。
そのため、妊娠による肌荒れが良くなる時期には個人差が出るものです。
そのため、妊娠による肌荒れが良くなる時期には個人差が出るものです。
妊娠中の肌荒れ対策に意識すること4つ
意識的にできる妊娠中の肌荒れ対策について、4つご紹介したいと思います。
まず1つ目は水分補給。
妊娠中の体は水分不足になりやすいため、肌が乾燥することもあります。 保湿ケアを行うことに加え、こまめに水分補給をしたり、部屋に加湿器を置いたりして、体の内側と外側から乾燥を防ぎましょう。
妊娠中の体は水分不足になりやすいため、肌が乾燥することもあります。 保湿ケアを行うことに加え、こまめに水分補給をしたり、部屋に加湿器を置いたりして、体の内側と外側から乾燥を防ぎましょう。
2つ目としてバランスの良い食事が挙げられます。
皮膚を作っているのは食事です。食事のバランスが崩れると、脂性肌や乾燥肌になりやすくなります。 ビタミン・ミネラルを含む野菜をたっぷり取りましょう。
特に肌荒れにオススメなのはビタミンB 2です。 また皮膚を作るタンパク質を摂取するために、肉類、大豆製品、卵も必要です。
皮膚を作っているのは食事です。食事のバランスが崩れると、脂性肌や乾燥肌になりやすくなります。 ビタミン・ミネラルを含む野菜をたっぷり取りましょう。
特に肌荒れにオススメなのはビタミンB 2です。 また皮膚を作るタンパク質を摂取するために、肉類、大豆製品、卵も必要です。
3つ目は紫外線対策です。
妊娠中は黄体ホルモンが活発になる影響で、妊娠中はシミができやすくなります。 シミ予防のために、いつも以上に紫外線対策をしっかり行いましょう。
妊娠中は黄体ホルモンが活発になる影響で、妊娠中はシミができやすくなります。 シミ予防のために、いつも以上に紫外線対策をしっかり行いましょう。
4つ目に丁寧な洗顔です。
妊娠中はホルモンバランスの影響で皮脂の分泌が活発になります。 余分な皮脂や汚れを肌に残さないようにしましょう。
ただし、妊娠中の肌はデリケートです。洗顔料は汚れをしっかり落としながらも、お肌に優しい成分のものを選ぶと安心です。
妊娠中はホルモンバランスの影響で皮脂の分泌が活発になります。 余分な皮脂や汚れを肌に残さないようにしましょう。
ただし、妊娠中の肌はデリケートです。洗顔料は汚れをしっかり落としながらも、お肌に優しい成分のものを選ぶと安心です。
妊娠中に起こるニキビ以外の肌トラブル
妊娠中に起こる肌トラブルはニキビ以外にもあります。
まず1つ目が妊娠性肝斑。
ニキビや加齢によるシミとは異なり、肝斑は妊娠によってできやすく、濃くなることも多いようです。
また出産後子供と一緒に外出することが増える子育て期に肝斑が悪化する傾向が多く見られます。
レーザー治療を検討する方もいらっしゃいますが、レーザー治療は、基本的に妊娠中に行うことはできません。 医師に確認をしましょう。
ニキビや加齢によるシミとは異なり、肝斑は妊娠によってできやすく、濃くなることも多いようです。
また出産後子供と一緒に外出することが増える子育て期に肝斑が悪化する傾向が多く見られます。
レーザー治療を検討する方もいらっしゃいますが、レーザー治療は、基本的に妊娠中に行うことはできません。 医師に確認をしましょう。
妊娠中にできる対策として、日焼け止めを丁寧に適量を塗るようにしましょう。 また日焼け止めにプラスして日傘などもお勧めです。
2つ目が妊娠性掻痒と妊娠性痒疹です。
妊娠初期から後期に湿疹は伴わないが、全身が痒くなる妊娠性掻痒、湿疹を伴う妊娠性痒疹があります。
これらはおよそ5%の妊婦さんに症状が出ると言われています。
原因としては不明ですが、妊娠によって胆汁の流れが悪くなり、肝臓機能の低下、ビタミンBの不足、ホルモンバランスの変化などが指摘されています。
妊娠初期から後期に湿疹は伴わないが、全身が痒くなる妊娠性掻痒、湿疹を伴う妊娠性痒疹があります。
これらはおよそ5%の妊婦さんに症状が出ると言われています。
原因としては不明ですが、妊娠によって胆汁の流れが悪くなり、肝臓機能の低下、ビタミンBの不足、ホルモンバランスの変化などが指摘されています。
掻きむしると悪化するので、妊娠中にできる対策としてタオルで冷やし痒みを和らげましょう。
また皮膚が乾燥すると悪化するので、こまめにワセリンや保湿クリームでケアをするのも1つの手です。
長時間の入浴は避けて肌を清潔にする。下着を綿のものにして、肌への刺激を少なくするのもお勧めです。
また皮膚が乾燥すると悪化するので、こまめにワセリンや保湿クリームでケアをするのも1つの手です。
長時間の入浴は避けて肌を清潔にする。下着を綿のものにして、肌への刺激を少なくするのもお勧めです。
また皮膚科で妊娠していることを告げ、塗り薬を処方してもらうこともあります。
何か不安なことや心配な事は放置せず、すぐに医師や助産師さんに相談確認をすることで、余計なストレスを抱え込まないようにしましょう。
何か不安なことや心配な事は放置せず、すぐに医師や助産師さんに相談確認をすることで、余計なストレスを抱え込まないようにしましょう。
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